マルチに行きたいという要望を飲んでいただいて瑞牆はベルジュエールを登ってみた。
11bだが小川山で2ピッチのマルチで登り切ったことあるし、なんとかなるでしょうとてっぺんを目指すことにした。
1P目 5.11b
1ピッチ目:リード。残り1ピンというところでスラブをこなせず落ちてオンサイトを逃した。でもこのムーブを探ってみたけれど解決できそうにもなかった。
2P目 5.10a
2ピッチ目:リード。10aとなめてかかったら保持出来ずヌンチャクを掴む。これは難しいスラブ。探るにしてもボルトの位置が悪くエイドして抜けたが、トラバースしながら少しクライムダウンするのだろうか。
トポには3ピッチ目の5.7と繋げられるとあったので繋げて抜けた。
4P目 5.9
4ピッチ目:リード。きわどいスラブだが2ピッチ目よりは安心して登れる。トポによるとハンドクラックまでこなしてピッチを切るみたいだがノーミスで登る自信がなかったのでクラックの手前でピッチを切った。
4.5ピッチ目:リード。きれいなハンドクラック。写真は撮り忘れた。一見の価値あり。登ったら少し移動して5ピッチ目の取り付きへ。岩群を飛び石してゆるい傾斜で4番のカムをビレイポイントにした。
5ピッチ目 5.10a
5ピッチ目:リード。オフウィズ。個人的には登りやすい。今回は6番のカムを持ってきたのでずらしながらセットしたが、5番も持ってくればよかったかも。また4番がもう一個欲しい(ビレイポイントにしたため使えなかった)。
核心で落ちたが、解決出来てクリア。最後はカムセットが出来なくて超ランナウトになるので注意。2個のリングがあったが、6ピッチ目のクラックまでの移動が面倒そうだったので、通過してトラバースしたあとの立ち木を使ってビレイした。
6ピッチ目 5.8
6ピッチ目:フォロー。プロテクションが途中のリングのみという極悪ルート。チムニーでカムがまったく使えずフリーソロ。
2回ほどトライしてみたが、登りやすいチムニーからスクイーズチムニーに移行するタイミングで登れずまたしても心が折れた。
これはボルトを足すべきでしょう…
前回と同じようにUさんに挑戦してもらって見事一撃。
自分はチムニーとなるとまったく登れないらしい。ショートルートで練習しないと…
6ピッチ目を登り切ったところで7時間半が経過して16時だった。敗退を決意して懸垂で繋ぎながら下山。
帰り道で道を間違えて末端壁からそれてしまって沢に降りてしまった。戻るのも面倒だったのでブッシュして登って登ってみたら奇跡的に来た時の道に戻れたので日没までに帰れた。
てっぺんに立てなかったのは残念だが、またトライしたい。
カメラ無精を直すためにカメラケースを買い替えて、付いてきたビナが壊れそうだったのでクライミング用のビナに変えて、これが輪を通らなかったので細引きでハーネスから吊るしてみた。
カメラは切り離せるネックレスタイプのストラップに変えて、切り離してネックレスはかけっぱなし。カメラを出してはつけたり切り離したりしてみた。けっこう便利。しかしフロントポケットは使わないんだよな。チャックがあるだけ重いので切り離そうかな。
ボルトルートが混ざってることから、今回ギアの中にアルファスポートQDを8本持って行ったが、これがけっこう重く(104g×8本で832g)て、かなりこたえた。
マルチ用にワイヤーと細いスリングで構成されたQDを6~8本持っておくといいのかもしれない。昔持ってたけれど売却しちゃった…