なぜイムジン河なのか。
5.12cにトライするモチベーションを失ったまま、いたずらに時が経ち、12cは自分には身分不相応ではないかと思い始め、R.P.出来ないより出来た方が気持ちが良いだろうと言うことで、もう一回11dからノルマを一本ずつ課して登ろうと思い立ち、11cdから11dのルートを探してみたところイムジン河が目にとまった。
そのときのクラックグレードは最高10d。オーバーグレードではないかと一度は無視したものの気になり調べれば調べるほど、フェイス的というコメントが多かったので、登ってみようと言う気持ちになった。これが火曜の16日。
場所的にクラックしかなく易しいのは全部ワイド。トップロープから始めたいので大貧民ルートから回りこむ必要があり、マルチのシステムを理解している必要がある。当然パートナーが限られたが結果的に行けることになった。
そのパートナーは当初は日曜しか休めない予定だったが前日に土曜も休めることになったと言うことで前倒しして小川山入りした。これが結果的に大当たりで日曜は雨となった。
金曜の大雨で廻り目平の駐車場はガラガラ。
クジラ岩を経てお殿様岩へ。過去にあみだ岩に行っていたので問題なく辿り着いた。
クリフさんのHPにあるとおり開けていて陽が当たるのでもう乾いてて登れそうだった。
当初は大貧民を途中まで登ってトップロープを垂らすことを考えていたのだが、トポによればとなりのアマゾンが5.11aのクエスチョンマーク付きで、このグレードなら登って回り込んでトップロープをたらせるのではと思い、登ってみたがどうみても11aの内容ではなかった。インチキ棒を駆使してトップアウト。そこからイムジン河にロープを垂らそうと思ったが遠くて垂らせない。
諦めて大貧民から登り直そうと思ったところ、他パーティからスーパーイムジン登るから、ついでに張ろうかとありがたいお言葉をいただき甘えることにした。
アマゾンⅡ ? ×
あきらかに11aではない!
イムジン河 5.11cd 3try R.P.
一便目 トップロープ ムーブとプロテクション探り。
二便目 トップロープ ノーテン。リードを決意する。
三便目 リード R.P.
結果的にR.P.出来たわけだが。まずは反省点。
カムやロックスをトポに書いてある通り1セットしか持ってこなかったのでミニマムで登ることになった。
今回使ったのは
出だしC青1
ナッツ銀6
C緑0.75
エイリアン黄(C銀)
ナッツ赤7
エイリアン緑(C青)
最後のエイリアン緑から終了点までのトラバースは超ランナウト。
レイバックしながらのカムセットは難しかったので最後まで迷ったが飛ばすことにした。
これがもし2セット持って来ていれば、バックアップとして固めて少しでもリスクを減らせたかもしれない。
内容は確かにフェイス的だったが要所でジャム核心なのもあり総合的には素晴らしいルートだった。